がんになった時にやせる原因は、多くのことが複雑にからみ合っています。 胃がんでも早期の場合は、体重の変化など自覚症状はほとんどありません。進行胃がんとなれば、栄養の吸収が悪くなったり、またがん細胞が作り出すいろいろな物質によって、食欲が落ちたり、吐き気がしたりして体重が減ってしまいます。がんの末期に現れる炭水化物、蛋白質の代謝変化などを原因として栄養失調に陥り衰弱した状態を「がん悪液質」と呼びます。 また、がんの告知をうけると精神的に落ち込んで食欲がなくなり、やせてしまうこともあります。 さらに、がん治療(手術、放射線、抗がん剤)の影響で、吐き気や吸収不良となりやせることもあります。
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